十三湖

浅い真珠貝に水を盛ったような、気品はあるがはかない感じの湖である。波一つない。人に捨てられた孤独の水たまりである



芦野公園から乗りそびれ、斜陽館前までふらり歩いていたところ、小泊行きバスがきて迷わず乗車。とにかく歩いた。津軽の人は皆、聞く人聞く人、十三湖は見とくといいよ、といった。孤独の水たまりとは、とても思えずにとにかく停留所から歩いた。確か相内北停留所。片道30分以上かかっただろう。
  
波は緩やかで、透き通った水だった。