2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

忘れかけセットリストメモ

スカパラ@東大寺 一応恒例のメモ。 ・ゴットファーザー/太陽にお願い/スカミー/オールオアナッシング/ルパン/ナッティー/雨の木曜日/ピンゾロ/ライラック/世界地図/星降る夜に/ストンプ/ホワイトライト/ドランカー/コブラ/ソウルグロウル/テキーラ/ Come on…

青森の地に立った日、青森から発つ日

この街のことをひとつも触れていなかった。忘れぬ前に書いておきたいけれど・・・。 本州最北端のターミナル駅、津軽半島と下北半島の中央くらいのに位置するのかな?県庁所在地青森市今のところ本州からの新幹線で行くと、東北新幹線で盛岡を過ぎ、青森東部…

弘前という街

青森県の県庁を、弘前市でなく、青森市に持つて行かざるを得なかつたところに、青森県の不幸があつたとさへ私は思つてゐる。私は決して青森市を特にきらつてゐるわけではない。新興のまちの繁栄を見るのも、また爽快である。私は、ただ、この弘前市の負けて…

青森県深浦市 千畳敷海岸

抜粋からはじめると、この地を太宰治は「津軽」でこう書いていた。 風景というのものは、眺められ形容され、謂わば人間の目で舐められて軟化し、飼われなついてしまって、高さ三十五丈の華厳の滝においても、やっぱり檻の中の猛獣のような、人臭い匂いが幽か…

岩木山

「岩木山、は本当にきれい。金木からは本当によく見えるのよ!富士山みたい。富士山見たことないけどねえ、本当にきれいよ」 その場で会って会話を交わした方、多々。感謝。電車で正面に座ったおばさまから聞いた話、「われ地域こそ岩木山が一番きれいに見え…

金木その二 芦野公園・芦野公園駅

こんなのどかな駅は、全国にも類例がないに違いない 太宰治の書く芦野公園駅、津軽鉄道は冬はストーブ列車、今のこの時期は鈴虫列車で人気ローカル線。その名も「走れメロス号」。やがてそうなることを、太宰は想像できただろうか。 左画像、芦野公園駅旧駅…

 小泊行きに乗り、日本海を見る

十三湖を見た自分、青森の街に行くつもりで停留所に行くと次のバスまで1時間強。 乗り物を待つことができず、すぐに歩き出し市浦村消防署の人に、おすすめコースを尋ねてみる。 「何もねえんだわー、このへん」 むむ、何もなくないのだが。ちょっと頑張って…

 十三湖

浅い真珠貝に水を盛ったような、気品はあるがはかない感じの湖である。波一つない。人に捨てられた孤独の水たまりである 。 芦野公園から乗りそびれ、斜陽館前までふらり歩いていたところ、小泊行きバスがきて迷わず乗車。とにかく歩いた。津軽の人は皆、聞…

 金木その一

小説「津軽」で故郷を語る太宰。彼の生家、現「斜陽館」の塀は一般家庭とは考えられぬほど高い立派な建物だった。 金木は私の生れた町である。津軽平野の中央に位置し、人口五、六千の、これという特徴はないが、どこやら都会風にちょっと気取った町である。…

この場を借りて「津軽」。

小説、津軽の背景は今も尚、太宰がいるかのごとく、 存在を忘れられる場所ではなかった。 私は小説「津軽」を読み返した後で、いっそう。そんなことを、つらつらと、書いていきたいとは思っている。 忘れる前に。津軽 (新潮文庫)作者: 太宰治出版社/メーカー…