青森の地に立った日、青森から発つ日

kikuyuki2006-10-12

この街のことをひとつも触れていなかった。忘れぬ前に書いておきたいけれど・・・。
本州最北端のターミナル駅津軽半島下北半島の中央くらいのに位置するのかな?県庁所在地青森市今のところ本州からの新幹線で行くと、東北新幹線で盛岡を過ぎ、青森東部に位置する八戸から新幹線の走る海岸線沿って青森に行く。窓越しの景色がいい。景観というのにも少し違う、いいとしかいえず。

       
青森駅降りると海に面した駅前に青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸。この駅は行きも帰りも停車時間を過ごしただけで、どちらも一時間弱の滞在だった。だが、行きも帰りも通らねばならない最初に降りた地であり最後にいた地であり、今になって懐かしむ。
     
早速降りて食べたお昼も、ここ青森駅で。定食屋さんの帆立ラーメン。
最後にご馳走を食べようと、探したのもこの青森駅近辺のお店(でも定食屋さんだったか)。
ウニ・いくら・ホタテ・いか・など入った具の豪華な定食。
青森というところ、どちらかというと青森市街より北上したさっぱりしたところが私は好きだった。
東京でも新宿より立川、立川より八王子な私ですから、不思議はなく街は好きでないのだと、改めて思う。
地図を広げるって、なんとなく恥ずかしい気がしてそれをしないのだけれど、(というかそういう機会もあまりないし)あの土地は、堂々と地図を広げて歩いていける所のような気がした。そうしている私に向く視線は暖かいことが多く恩恵うけた。住みそうな勢いだった。「どうだった青森?」聞かれるたび「帰ってきてしまったよ」とか「危うく住みそうだった」とか言っていた。それくらい、気に入ってしまった。

発つ日、もう一泊しようか迷い、八戸で引き返そうかとか、八戸に泊まろうかとか、色々思うほど、あの飾り気のない街に、違うなそれよりも出会った飾り気のない人たちに、私はひかれている。
あの地へ導いた、太宰に感謝。