通勤読書「ビートルズ」/「ジョージ・ハリスン自伝」

ちょっと前に読んだ本です。ビートルズ好きが高じて読みました。

ビートルズ (講談社現代新書)

ビートルズ (講談社現代新書)

この本の見解は面白みもインパクトもあって読みやすい。んだけど、日本人から見たビートルズ像を払拭しようとしつつも、筆者自身がビートルズが好きであったためか、その世代はほとんどがビートルズに酔いしれたらしいためか、つまり結局のところ日本人からみたビートルズで終わってしまった感じを受けました。
そんなわけで、読み終えて最初の感想は、ああこの著者はビートルズが好きなんだなーという感じ。日本公演のチケット取れなかったことを悔やんでいるあたり、ファン心理ががっつり詰まってんなあ、と。
そんな著者のきたやま氏本人がこの時期の音楽界で功労者。ゆえんに同時期の日本と照らし合わせてビートルズを見れたところも面白い。

          • -


4人の中ではジョージびいきな私としては、次にはこの本を読みました。

ジョージ・ハリスン自伝―I・ME・MINE

ジョージ・ハリスン自伝―I・ME・MINE

日本版が出るまで大分時間を要した自伝。 自伝、で厚みがある割にはジョージ本人の言葉が少なかった気がしてちょっと物足りない。読んで思ったのは、彼にとってビートルズは人生の中で自分が所属したバンドのひとつで、ビートルズのメンバーということから早くジョージ・ハリスン個人として生きていくことを望んでいたのではないかということ。

半分は彼の曲の歌詞が掲載され、そのエピソード。旋律にあわせただけだというものもあれば、彼の感情がそのままぶつけられているものもあったり。